江南(カンナム)のニキビ跡・毛穴治療は、なぜ方法が異なるのでしょうか?BLOOMセサルチムの仕組みと治療方法
ニキビ跡の治療は、種類や深さ、癒着によって異なります。メディカルブルーム韓国美容クリニック COEX店のイ・ジスン院長が、BLOOMセサルチムの仕組み、ポテンツァ・スキンブースターの役割、治療回数の目安、回復にあたって考慮する点を解説します。

要約: ニキビによる瘢痕は、大きく凹んだ瘢痕と盛り上がった瘢痕に分かれます。凹んだ瘢痕にはアイスピック型・ボックスカー型・ローリング型があり、深さや癒着、肌の状態によって治療方法が異なります。メディカルブルーム韓国美容クリニックのBLOOMセサルチム(再生コラテラピー)は、瘢痕の下で癒着した組織を細い針で一つひとつ剥離する治療です。カウンセリングでは、比較的軽度の瘢痕は1~2回、一般的な瘢痕は約5回、深く長年経過した瘢痕は10回以上の治療を計画する場合もあり、実際の回数は治療経過に応じて調整します。
執筆:イ・ジスン代表院長(韓国医師、東西医学博士) · 執筆日 2026.10.8
こんにちは。メディカルブルーム韓国美容クリニック COEX店の代表院長、イ・ジスンです。
ニキビ跡のカウンセリングでよくいただく質問が、「このニキビ跡も改善できますか?」です。私はその質問にお答えする前に、瘢痕の形や深さ、皮膚の下の癒着の程度を確認します。表面からは似て見える凹んだ瘢痕でも、治療の方針が異なる場合があるためです。
メディカルブルーム韓国美容クリニックには、ニキビや瘢痕にお悩みの患者様が多く来院されます。診察で重視するのは瘢痕の種類の名前だけでなく、一つひとつの瘢痕がどのような構造で凹んでいて、何を改善する必要があるかという点です。
この記事では、ニキビ跡の種類と種類別の治療方針、BLOOMセサルチムプログラムの内容、治療回数を決める際の基準についてご説明します。
ニキビによる瘢痕と色の残った跡は、どう違うのでしょうか?
ニキビが落ち着いた後に残る変化は、大きく色の変化と皮膚表面の変化に分けられます。
色の残ったニキビ跡は、皮膚の凹みや盛り上がりがなく、色の変化が残っている状態です。赤い跡は炎症後紅斑、茶色い跡は炎症後色素沈着に該当する場合があります。時間の経過とともに薄くなることもありますが、長く残ることもあります。
ニキビによる瘢痕は、皮膚組織が損傷して回復する過程で、皮膚が凹んだり盛り上がったりした状態です。コラーゲンが減少すると凹んだ瘢痕が、過剰に蓄積すると盛り上がった瘢痕ができることがあります。凹んだ瘢痕は、色だけが残った跡のように自然に消えることは期待しにくいものです。
横から光が当たったときに凹んだ部分の影が目立つ場合は、瘢痕の可能性があります。ただし、照明だけで正確に見分けることはできません。実際には、同じ部位に凹んだ瘢痕と赤い跡や茶色い跡が同時に残ることもあります。
凹んだニキビ跡の三つの種類
凹んだニキビ跡は、一般的にアイスピック型、ボックスカー型、ローリング型に分類されます。それぞれ形や深さ、皮膚の下の組織の状態が異なります。
- アイスピック型 — アイスピックで刺したように、入口が狭く深く続く形です。入口の下の深さと、個々の瘢痕に対する局所的な治療の必要性を確認します。
- ボックス型・ボックスカー型 — 円形または楕円形に凹み、縁の境界がはっきりしている形です。瘢痕の底の深さ、縁の形、癒着の有無を確認します。
- ローリング型 — 境界がなだらかで、皮膚が広く波打つように凹んだ形です。皮膚の下で瘢痕を引っ張る線維組織の癒着があるかを確認します。
この分類は、治療方針を決める出発点です。一つの顔に複数の種類が混在している場合もあるため、種類だけで治療を決めることはありません。
例えば、頬にローリング型が広く分布し、こめかみに深いボックスカー型がある場合、二つの部位で治療計画が異なることがあります。
アイスピック型:狭い入口の下の深さを確認します
アイスピック型は、見えている入口に比べて深く続いている場合があります。広い範囲を対象とした治療だけでは十分な変化を得にくいことがあるため、個々の瘢痕へのアプローチが必要かどうかを確認します。
ボックスカー型:深さと縁を併せて確認します
同じボックスカー型でも、浅い瘢痕と深い瘢痕では治療方針が異なります。凹んだ底の高さだけでなく、周囲の皮膚との境界や癒着の有無も考慮します。
ローリング型:皮膚の下の癒着を確認します
ローリング型では、皮膚の下の線維組織が皮膚を引っ張ることで、表面が波打つように見えることがあります。この場合、癒着を剥離する治療が必要かを評価し、周囲の肌の質感に対する治療を併用するかどうかを判断します。
盛り上がったニキビ跡では治療方針が異なります
盛り上がった瘢痕の代表的な種類には、肥厚性瘢痕とケロイドがあります。傷が治る過程でコラーゲンが過剰に蓄積し、皮膚の表面より盛り上がった状態です。
肥厚性瘢痕は通常、元の傷の範囲内にとどまりますが、ケロイドはその範囲を超えて大きくなることがあります。フェイスラインや胸、背中、肩などに生じることもあります。
凹んだ瘢痕と盛り上がった瘢痕では組織の変化が異なるため、治療の目標や方法も異なります。凹んだ瘢痕に対する治療を、盛り上がった瘢痕にそのまま適用することはありません。
過去に傷が大きく盛り上がった経験がある方や、ケロイドと診断されたことがある方は、カウンセリング時にお知らせください。必要に応じて皮膚科の受診をご案内します。
私が瘢痕の診察で確認する五つのこと
- 瘢痕の種類と分布 — アイスピック型・ボックスカー型・ローリング型がどの部位に分布しているか、盛り上がった瘢痕もあるかを確認します。
- 深さと癒着 — 瘢痕の深さと、皮膚の下の組織がどの部分を引っ張っているかを確認します。
- できた時期と過去の治療歴 — 瘢痕ができた時期、過去に受けた施術、その際の変化や不快な反応を確認します。
- 現在残っているニキビや色のついた跡 — 炎症が続いているか、赤い跡や色素沈着を伴っているかを確認し、治療の優先順位を決めます。
- 肌の特徴と回復の傾向 — 皮膚の厚さ、色素沈着の生じやすさ、過去の施術後の回復の様子を考慮します。
これらをもとに部位別の治療計画を立て、治療の途中でも初めの状態と比較しながら計画を調整します。
BLOOMセサルチムプログラムはどのような内容ですか?
BLOOMセサルチムは、瘢痕の下で癒着した組織を細い針で剥離する個別の施術名です。BLOOMセサルチムプログラムでは、この針による施術に加え、ポテンツァ、フェイスコンタクター・PNリビルダーなど、それぞれの治療範囲と併用の有無を計画します。
- BLOOMセサルチム — 瘢痕の下で癒着した組織を細い針で一つひとつ剥離する治療です。各瘢痕の癒着の位置と程度、深さ、形を確認します。
- ポテンツァ — マイクロニードルによる高周波を用いて、瘢痕や毛穴、周囲の肌の質感の改善を目指す治療です。個人に合わせたエネルギー設定、治療範囲、肌の反応を確認します。
- フェイスコンタクター・PNリビルダー — 瘢痕と併せてケアしたい肌悩みに応じて選ぶスキンブースターです。肌の状態、併用の目的、その方に合うラインを確認します。
BLOOMセサルチム:個々の瘢痕の癒着にアプローチします
BLOOMセサルチムは、瘢痕の下で癒着した組織を細い針で一つひとつ剥離するメディカルブルームの瘢痕治療です。従来のサブシジョンとは施術方法が異なり、各瘢痕の構造を確認して個別にアプローチします。
私は、どの部分が下に引っ張られているか、癒着と凹みがどのようにつながっているかを併せて確認します。同じ頬の瘢痕でも、深さや癒着の状態が異なれば、アプローチする位置や範囲も変わります。
そのため、特定の瘢痕の種類に一律に施術を当てはめるのではなく、個々の瘢痕で癒着を剥離するアプローチが必要かどうかを先に判断します。
ポテンツァ:瘢痕と毛穴に合わせてエネルギー設定から調整します
ポテンツァについて調べる際、「何ショット受けられるのか」が気になる方は多いと思います。ショット数と併せて確認したいのは、どの部位に、どのモードとエネルギー設定で施術するかです。
メディカルブルーム韓国美容クリニックでは、ニキビや瘢痕の患者様を診療してきた経験をもとに、BLOOMセサルチムプログラムに含まれるポテンツァを、瘢痕・毛穴治療の目的に合わせて計画します。
ポテンツァに搭載されたモノポーラ(Monopolar)とバイポーラ(Bipolar)の両モードを使用し、個々の瘢痕や毛穴の状態に合わせてエネルギーパラメーターを調整します。エネルギーパラメーターとは、高周波のモードや出力など、エネルギーの伝わり方を決める設定のことです。
私は同じ顔でも、部位ごとに瘢痕の深さや分布、毛穴の状態、皮膚の厚さを確認します。それをもとにメディカルブルームの診療経験を反映した設定を適用し、治療する部位に丁寧に施術します。
計画した治療範囲を十分にカバーできるよう、ショット数も確保します。 施術範囲と肌の反応を併せて考慮しながら進めることを、私たちは大切にしています。
BLOOMセサルチムで個々の瘢痕の下の癒着した組織にアプローチし、ポテンツァで瘢痕と周囲の肌の質感を併せてケアするよう治療を構成します。
フェイスコンタクター・PNリビルダー:肌の状態と治療目的に合わせて選びます
スキンブースターを併用するかどうかは、肌の状態と治療目的に応じて決めます。瘢痕と併せてケアしたい肌悩みを確認し、種類とラインを選択します。
フェイスコンタクターには毛穴、肝斑・色素、肌トラブルなどに応じたラインがあり、一人ひとりの肌の状態に合わせて選びます。
PNリビルダーは、PN成分に天然由来成分を加えた、メディカルブルーム韓国美容クリニックのシグネチャースキンブースターです。個人の肌タイプに合わせて選べるよう、R·T·Hの三つのラインで構成されています。
各施術をどのような目的で併用するのか、現在の肌の状態でどのような変化を期待できるのかをご説明したうえで、治療を計画します。
BLOOMセサルチムは何回くらい受ける必要がありますか?
メディカルブルーム韓国美容クリニックでは、BLOOMセサルチムのカウンセリング時に、以下の範囲を目安として治療回数をご案内しています。
- 比較的軽度の瘢痕 — 1~2回
- 一般的な瘢痕 — 約5回
- 深く長年経過した瘢痕 — 10回またはそれ以上
この回数は、メディカルブルームのカウンセリング基準に基づく目安であり、その回数以内に治療が完了するという意味ではありません。
実際の計画は、瘢痕の深さや範囲、癒着の程度、過去の治療歴、肌の回復反応を併せて考慮して決めます。古い瘢痕でも状態によって計画は異なり、できた時期だけで回数を決定することはありません。
治療中は、凹みや縁がどのように変化したかを初めの状態と比較します。その結果に応じて、残りの治療範囲と回数を調整します。ポテンツァやスキンブースターを併用する場合は、それぞれの施術回数とスケジュールもご案内します。
治療間隔と回復期間はどのように決めますか?
瘢痕治療後は、組織が回復し、コラーゲンが再構築されるまでに時間が必要です。施術直後の見た目だけで結果を判断するのではなく、回復の経過を見ながら次の治療時期と強さを決めます。
- 初回カウンセリングと計画 — 瘢痕の種類・深さ・癒着、回数の目安、治療間隔を確認します。
- 継続治療 — 瘢痕の変化、肌の反応、次回施術の強さと範囲を確認します。
- 経過評価 — 初めの状態と比較した改善の程度、残っている瘢痕を確認します。
- 追加治療の検討 — 追加治療の必要性と期待できる変化を確認します。
施術後には赤み、腫れ、内出血などが生じることがあり、施術の種類や肌の状態によっては、かさぶたや色素沈着が生じる場合もあります。回復に必要な時間は、治療方法や強さ、範囲によって異なります。
日常生活に戻れる時期と、施術の跡が十分に落ち着く時期は異なる場合があります。 結婚式や撮影、出国などの大切な予定がある場合は、事前にお知らせください。予想される肌の反応と回復期間を考慮して、治療スケジュールをご案内します。
ニキビが残っている場合は、炎症のコントロールも計画します
炎症性ニキビが繰り返しできる場合は、新たな瘢痕を防ぐための炎症コントロールを優先します。瘢痕の治療中もニキビが繰り返しできれば、新たな瘢痕が生じる可能性があるためです。
ただし、治療の順序は現在の肌の状態によって異なります。炎症が十分に落ち着いていて、治療部位に活動性の病変がなければ、診察後に瘢痕治療を並行して行えるかどうかを判断します。
赤い跡や茶色い跡があるからといって、必ずそれらの治療をすべて終えてから瘢痕治療を始める必要があるわけではありません。炎症、色の変化、皮膚の凹みを区別して、治療の優先順位を決めます。
カウンセリング前にご確認ください
- 瘢痕ができたおおよその時期
- 過去に受けた瘢痕治療と、その際の変化
- 施術後に赤み、内出血、色素沈着などが長く続いた経験
- ケロイドと診断された経験や、傷が盛り上がった経験
- 現在使用している、または最近使用したニキビの薬や外用製品
- 結婚式、撮影、出国などの大切な予定
よくあるご質問
Q. 古いニキビ跡も治療できますか?
古い瘢痕も治療の対象として検討できます。深さと癒着が両方ある場合には、複数回の治療を計画することもあります。できた時期だけでなく、現在の瘢痕の構造と肌の状態を併せて確認し、予想される経過をご案内します。
Q. 凹んだニキビ跡は完全になくなりますか?
治療の目標は、瘢痕の深さや縁、皮膚表面の凹凸を軽減し、目立ちにくくすることです。完全になくなることを保証するのは難しく、改善の程度には個人差があります。
Q. BLOOMセサルチムは1~2回でも治療できますか?
比較的軽度の瘢痕は1~2回で計画する場合もあります。一般的な瘢痕は約5回、深く長年経過した瘢痕は10回以上を計画することもあります。診察後に回数の目安をご案内し、治療への反応に応じて調整します。
Q. BLOOMセサルチムは従来のサブシジョンと同じ治療ですか?
BLOOMセサルチムは、瘢痕の下で癒着した組織を細い針で一つひとつ剥離する治療で、従来のサブシジョンとは施術方法が異なります。個々の瘢痕の構造を確認した後、施術する部位と治療の流れをご説明します。
Q. BLOOMセサルチムプログラムのポテンツァは、どのように行いますか?
モノポーラとバイポーラの両モードを使用し、瘢痕や毛穴の状態に合わせてエネルギー設定を調整します。部位ごとの肌の状態を確認し、計画した治療範囲を十分にカバーできるよう、ショット数を確保して施術します。
Q. フェイスコンタクター・PNリビルダーなどの注入施術を併用すると、効果に違いがありますか?
スキンブースターの併用によって期待できる変化は、肌の状態や治療目的によって異なります。瘢痕と併せてケアしたい肌悩みを確認し、併用の有無と種類を決めます。
フェイスコンタクターには毛穴、肝斑・色素沈着、肌トラブルなどに応じたラインがあり、一人ひとりの肌の状態に合わせて選びます。PNリビルダーはR·T·Hの三つのラインで構成されており、カウンセリング後に個人の肌タイプに合うラインを選択します。各施術を併用する理由と期待できる変化をご説明したうえで、治療を計画します。
施術後は一時的に赤み、腫れ、内出血、かさぶた、色素沈着などが生じる場合があり、効果や副作用には個人差があります。施術前に医療スタッフと十分にご相談ください。
メディカルブルーム韓国美容クリニック COEX店では、瘢痕の種類や深さ、癒着の有無を部位ごとに確認し、治療計画をご案内します。ニキビによる瘢痕と色のついた跡が混在している方や、過去の治療後も凹みが残っている方は、現在の肌の状態にどのようなアプローチが必要かご相談ください。メディカルブルーム韓国美容クリニック COEX店は、宣陵(ソンルン)駅9・10番出口から徒歩4分です。
参考文献
- Jacob CI, Dover JS, Kaminer MS. Acne scarring: a classification system and review of treatment options. J Am Acad Dermatol. 2001;45(1):109–117.
- Fabbrocini G, et al. Acne scars: pathogenesis, classification and treatment. Dermatol Res Pract. 2010;2010:893080.
- American Academy of Dermatology. Acne scars: Signs and symptoms; Consultation and treatment.
* 本記事は医療情報の提供を目的としており、効果と経過には個人差があります。正確な診断と施術計画は、ご来院相談にてご案内いたします。